ペルセウス座流星群が2023年もたくさん見える可能性がある夏。
3大流星群の1つと言われるペルセウス座流星群の兵庫県での見頃は8月11日夜~14日の夜までで、場所はどこで見えるか・方角・ピーク時間などを知って準備し、たくさんの流れ星を寝転んで天体観測してみてはいかがでしょうか?
そこでこの記事では2023年ペルセウス座流星群が兵庫県のどこで見える?おすすめの場所・方角・極大はいつなのか?について紹介します。
目次
ペルセウス座流星群2023兵庫県で見える時間はいつ?
ペルセウス座流星群が見える時間帯は何時頃なのでしょうか?
国立天文台の発表によると2023年のペルセウス座流星群の見頃は8月11日夜~14日の夜まで。
そして8月13日17時頃に極大となるようです。
どん・ぐりみ
ただし極大時間が夕方の17時といっても、その時間でははまだまだ日が沈んでおらず空を見上げても流れ星は見つからないと思います。
そこで兵庫県で観測時間におすすめなのが13日夜~14日の明け方近くです。
13日夜から14日の明け方までは最も多くの流れ星を観測できるチャンスで、1時間で30個もの流星が肉眼でも見られると予想されています。
しっかり星を見るためには月明かりも大事で月明かりって案外眩しくあまりに眩しいと星が見えにくくなっちゃうのですよね。
私も以前、郊外のキャンプ場でテントを張って満点の星空を楽しみに夜空を見上げたことがあるのですが、その日はとっても綺麗な満月で残念ながら星がほとんど見えなかったという経験をしましたが、今年はそんな心配はないようです。
どうやら今年の月は明け方頃に登ってくるようですが、半月よりも細い三日月なので月明かりに邪魔されることなく観測体験ができそうですよ。
今回は好条件で天体観測ができるチャンスですね。
ペルセウス座流星群2023兵庫県で見える場所や方角は?
ペルセウス座流星群は空全体に流れるのが特徴の流星群です。
全体的に暗い空であれば方角はそこまで気にすることなく観測できるのでゆったりとした椅子やレジャーシートなどに寝転んでリラックスして空を見上げてみませんか。
ちなみに観測スタイルはやっぱり「寝転がって空を見上げる」のが一番で真上を向くと視野も広がり四方八方に流れる流星を見つけやすくもなりますよ。
どん・ぐりみ
寝転がると言えばレジャーシートを使うのが一般的だと思いますが、ペルセウス座流星群のような星空を観察するのにおすすめなのが「コット」を使うこと。
コットとはキャンプ道具の一つで簡易式ベッドなので足がついています。
足があって地面から離れられるので山・公園など冷えや地面の湿り気を感じることなく快適に空だけを見つめることができますし、災害時にも簡易ベッドとして活躍しますよ。
真夏と言っても夜は夜露が発生して冷えることがあるのでコットは便利ですよ。
ペルセウス座流星群2023兵庫県でのおすすめスポットは?
兵庫県内でペルセウス座流星群を観測するためにおすすめの場所をいくつかご紹介します。
人が集まらないような穴場スポットを好む方もいると思いますが、あまり誰も来ないような場所は天体観測のための整備もされていなく危険なこともあります。
また、山奥・湖の近くなどでは野生の動物が生息していることもあって場合によっては危ないこともありますので、ここでは天文台と夜景スポットとして人気の場所を紹介します。
西はりま天文台
天文台の近くの芝生広場が開放されるので、天体観測をするにはぴったりです。
また、2023年8月12日には「スターダスト2023inさよう」というイベントが開催されており、天体について思いっきり学べる一日になりそうですね。
住所:兵庫県佐用郡佐用町西河内407-2
※広場の開放日などはHPをよく確認してください。
参考 西はりま天文台西はりま天文台ペルセウス座流星群を見るために翌日13日朝まで開放してくれるなんて、とっても優しいですね。
オーベルジュ アルビレオ天文台
なんとこちらは「天体観測ができる宿泊施設」で、施設内に天体望遠鏡を設置しているそう。
観測後そのままお部屋で眠れるので時間を気にせず心ゆくまで天体観測体験ができそうですが、今年は急なので来年の候補にするのが良いかも知れませんね。
住所:兵庫県豊岡市日高町山田147-1
スキー場にも隣接しているので冬に利用する方も多いようですが、ご飯も美味しく口コミでも高い評価を受けているので泊まって天体観測するのも良いですね。
摩耶山掬星台
普段は夜景スポットとして人気の場所も、天体観測にぴったりです。
夜景がきれいな上に星空も見れるなんて、とってもロマンチックなのでカップルはもちろん友人同士でペルセウス座流星群を見ても良いですね。
住所:兵庫県神戸市灘区摩耶山町2-2
他にも家のベランダから見るのも良いでしょうし、近くの公園・キャンプ場などもペルセウス座流星群を見るのに最適ですね。
ペルセウス座流星群とはどんな星なの?
ペルセウス座流星群ってどんな流星群なのかもおさらいしておきましょう。
1月のしぶんぎ座流星群・12月のふたご座流星群と並ぶ3大流星群のひとつで、流星数は年間を通して1・2を争うほどの多さです。
ペルセウス座を中心として流星が四方八方に流れるように見え、条件がよければ1時間あたり80個以上の流れ星を観測することができます。(願い事がなんでも叶いそうな数ですね!)
どん・ぐりみ
ペルセウス座流星群の中心に位置する「ペルセウス座」は、実は冬に北の空に高くのぼる星座で冬の星座なんです。
ただ、8月でも深夜から明け方ごろは北東の低い位置に見ることができます。
ペルセウス座はペルセウスというギリシャ神話に登場する人物の姿をあらわしていて神ゼウスと人間との間に生まれた「半神」という英雄です。
ペルセウスは生まれてすぐ箱につめられ川に流されるという悲劇的な生い立ちではありますが持ち前の運の強さと英雄たる強さやたくましさである怪物を倒します。
その怪物というのは髪の毛が蛇でできていて姿を見たものは石になってしまうぞ!でおなじみのメデューサ。
この恐ろしく難攻不落と思われた怪物メデューサを退治したのは実はこのペルセウスで、ペルセウス座から出現する流れ星はまるでペルセウスの強さが光り輝いているようにも見えるかもしれません。
ペルセウス座流星群【2023】兵庫県どこで見える?場所や方角時間や極大はいつ?まとめ
2023年のペルセウス座流星群、兵庫県での見頃は8月11日夜~14日の夜までで8月13日17時ごろが極大です。
月明かり・ビルの光などに邪魔されなければ方角はあまり関係なく見え、レジャーシートやコットを使って寝転んで天体観測するのがおすすめです。
兵庫県ではのおすすめの観測スポットは西はりま天文台・オーベルジュ アルビレオ天文台・摩耶山掬星台ですが、家のベランダ・近くの公園などでも見るのもありです。
条件さえ良ければ1時間に数十個の流れ星が見えますので、テレビやスマホの光から離れて、じっと静かに夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
天体観測は夏にぴったりのイベントですので、たくさんの星を見たら2023年夏の忘れられない思い出になりますね。