世界陸上2023ブダペストが8月19日(土)に開幕します。
中でも陸上の花形でもあるマラソンは世界陸上でも注目を集めている競技の一つ。
前回大会では残念ながら離脱する選手もいたマラソン女子日本代表ですが、今大会選出された選手はきっと万全の態勢で臨んでくれることでしょう。
そこで今回は世界陸上2023ブダペストのマラソン女子日本代表は誰なのか、気になるプロフィールや経歴、さらにはマラソン女子の日程についても合わせてご紹介します。
目次
世界陸上2023ブダペストマラソン女子の日本代表は誰?
「メダル、入賞を狙えるメンバーだと思っている」
先日、代表選手発表会見の場で日本陸連のシニアディレクターがこのように力強く語った世界陸上2023女子マラソンの日本代表に選ばれたのは以下の3名です。
- 松田瑞生さん
- 加世田梨花さん
- 佐藤早也伽さん
松田さんは2017ロンドン大会に10000mで出ていますが、マラソンは前回大会に続き2大会連続2度目の出場で、加世田さん・佐藤さんにとっては嬉しい初めての選出となりました。
前回オレゴンでは多くの人に感動を与えながらも自身は涙に終わった松田さんはリベンジを誓い「ベストなコンディションで臨み、しっかり走りきりたい」と力強く語っています。
加世田さんは世界に挑戦できるチャンスを活かしさらなる成長をと考え、佐藤さんは今シーズン怪我で苦しい時期もありましたが、初めての日本代表がマラソンであったことをとても喜んでいて、現在世界陸上に向け調整も順調に進んでいるようです。
どん・ぐりみ
マラソンは興味がない人からすると淡白にも見えてしまう競技ですが、じっくり見てみると位置取りやペース配分・駆け引きなど奥深く、それが人気へと繋がっています。
今回出場する3選手がそれぞれの思いを胸にどんな走りを見せてくれるのか今から楽しみですね。
世界陸上2023ブダペストマラソン女子の日本代表3人のプロフィールは?
100m走・400mリレーと並び陸上競技の花形とも言われるマラソンは毎回注目される競技の一つです。
8月19日(土)に開幕する世界陸上2023ブダペストでもマラソンを楽しみにしている方も多いことと思いますが、その前に前回オレゴン大会でのマラソン女子の結果をお伝えします。
オレゴン大会では直前にチームメイト2人が離脱し日本勢唯一の出場となった松田さんは、2時間23分49秒で9位と入賞まであと一歩という結果でした。
9位と言う結果に終わり期待に応えれず申し訳ない気持ちとこの大きな舞台で走らせて頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
また強くなって帰ってこれるよう、一から頑張りたいと思います。
沢山の温かいご声援ありがとうございました。#WCHOregon22 #世界陸上#マラソン pic.twitter.com/3GAkMdIl9s— 松田瑞生 (@Mzk0531Mzk) July 19, 2022
このツイートに対し「謝る必要はない」「感動をありがとう」といったコメントが多数寄せられました。
やはり、孤独と闘い最後まで諦めることなくひたむきに走った松田さんの姿に胸を熱くされた方は多かったようで、今回同じく代表に選出された加世田さんもこのツイートを引用し「かっこよかった」とコメントしています。
かっこよすぎました、、😭🤍 https://t.co/tRYVl5GdMp
— 加世田 梨花 (@rikaks3) July 19, 2022
リベンジに燃える松田さんはもちろん、松田さんの勇姿に感銘を受けた世界陸上初選出の加世田さん・佐藤さんと楽しみなメンバーが揃った2023ブダペスト。
ここで出場3選手のプロフィールや経歴をご紹介します。
松田瑞生さんプロフィール・経歴
- 松田瑞生(まつだ みずき)
- 1995年5月31日生まれ
- 大阪府出身
- ダイハツ所属
- 自己ベスト 2時間20分52秒
中学2年で陸上を始めた松田さんは、高校時代に全国高校駅伝に3年連続で出場し、2年次に2区を担当し区間賞受賞、3年次にはエース区間の1区を任されました。
高校卒業後は実業団チームからいくつものオファーがあった中からダイハツ陸上部を選び入部します。
初めの頃は駅伝や10000mで活躍していましたが、2018年大阪国際女子マラソンでフルマラソンデビューすると初出場にして初優勝、当該年に活躍した選手に贈られる日本陸連アスレティックス・アワードの新人賞に輝きました。
その後もマラソンでは3度の優勝経験があり、世界陸上2022オレゴンでも9位ながら女子マラソン日本人大会最速タイムをマークしたことからも今大会こそはと期待に胸が膨らみます。
加世田梨花さんプロフィール・経歴
- 加世田梨花(かせだ りか)
- 1999年3月2日生まれ
- 千葉県出身
- ダイハツ所属
- 自己ベスト 2時間21分55秒
中学から陸上を始めた加世田さんは陸上競技の名門・成田高校入学後から徐々に頭角を現し、アジアクロスカントリー選手権では初の海外大会で4位入賞、団体で銀メダルを獲得しました。
大学に進学後は一年生のうちからエースとして活躍し、全日本大学女子駅伝では名城大学12年ぶりの優勝や4連覇にも貢献しています。
元々オリンピックや世界陸上にマラソンで出たいという気持ちを持っていた加世田さんは、ダイハツ入社2年目の昨年、ベルリンマラソンに出場し2時間21分55秒というタイムで7位に入賞したことから今回の代表選出へと繋がりました。
世界陸上の代表に選ばれたことについて「ワクワクした気持ちを持ちながらも日の丸を背負う責任感で挑みたい」と語る加世田さんが2023ブダペストでどんな走りを見せてくれるのか楽しみですね。
佐藤早也伽さんプロフィール・経歴
- 佐藤早也伽(さとう さやか)
- 1994年5月29日生まれ
- 宮城県出身
- 積水化学所属
- 自己ベスト 2時間22分13秒
中学の時に母親の勧めで陸上を始めた佐藤さんは高校・大学とも特に目立った成績は残せませんでしたが、積水化学陸上部に入ると筋力・スピード強化の甲斐もあり一気に才能が開花。
2019全日本実業団ハーフマラソンで優勝すると、翌年には初のフルマラソンとなった名古屋ウィメンズマラソンで5位(日本人3位)に入り新人賞を獲得しています。
自己ベストとなる2時間22分13秒は加世田さんも出場したベルリンマラソンの時のもので、この時は日本人3番手となる9位という結果でした。
実力もさることながら佐藤さんは癒し系の笑顔でも人気の選手。
この度、Tokyo GiantsさんがNike familyに加わったことをとても嬉しく思っています!!
今後のご活躍をお祈りしております⚾️✨#ユニフォームの交代をお知らせします #TokyoGiants #Nike #GoGiantsNike@nikejapan @TokyoGiants pic.twitter.com/lTXzUhDHt7
— 佐藤早也伽 Sayaka Sato (@sug_m3o) November 23, 2022
アイドル歌手のようにも見えるこちらの写真には「可愛い」というコメントがたくさん寄せられていました。
2023ブダペストでは良い結果を残し、とびっきりの笑顔を見せてくれることを期待しましょう。
世界陸上2023ブダペストマラソン女子はいつ?日程は?
世界陸上2023ブダペストの女子マラソンは大会8日目となる8月26日(土)現地時間7時に始まります。
日本とブダペストとの時差は7時間なので日本時間だと14時スタート、土曜日ということもありテレビで観戦するには良い時間帯ですね。
肝心のテレビ放送については未だ詳細は発表されていないものの、前回大会ではスタートの15分前から3時間半にわたり中継されていますし、競技の特性や注目度からしてもマラソンはおそらく前回同様に放送されるのではないでしょうか。
どん・ぐりみ
高橋尚子さんが新キャスターに就任したこともTBSがマラソンに力を入れていると考えられ、ますます中継への期待も高まります。
他の競技に比べると結果は元より過程も楽しんでこそのマラソンですので、日本代表3選手を中心にどんな熱い戦いが繰り広げられるのか、ぜひお茶の間で楽しみたいですね。
世界陸上2023ブダペストマラソン女子の日本代表は誰?3人のプロフィールは?まとめ
8月19日に開幕する世界陸上2023ブダペストのマラソン女子日本代表に選ばれたのはこちらの3名です。
- 松田瑞生さん
- 加世田梨花さん
- 佐藤早也伽さん
松田さんは前回オレゴン大会に続き2大会連続でのマラソン代表、加世田さん・佐藤さんは今回初めて世界陸上に選出された選手です。
特に松田さんは前回大会で惜しくも入賞まであと一歩という結果に涙しただけに2023ブダペストではさらに上を狙ってくるでしょうし、初出場で急成長中の加世田さん・佐藤さんの走りにも期待が高まります。
女子マラソンがスタートするのは大会8日目にあたる8月26日(土)現地時間7時で、日本時間だと14時。
現時点でテレビ放送の予定は決まっていませんが、注目の競技でもあるので前回同様に中継されるものと思われます。
日本陸連のシニアディレクターも太鼓判を押す日本代表3選手がどんな感動をくれるのか今から楽しみですね。
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